以下、風邪で考えがまとまらないので、思いつくまま書く。
>達成意欲は高いが活動意欲の低い、独自性の高い人か、同じく活動意欲の低い自信性が低く自責性の高い人が無業者になりやすい。単純に言えば、ヘタレか自信がないけど真面目な人ほどニートになりやすいということのようだ。このあたりの因果関係がよく分からん。
昔は、SPIで弾かれたタイプの人材は、普通に就職出来ていた。しかし今は、SPIの結果だけで弾かれている。とするならば、この種のタイプの人間ができる職種とは何かを考えて、その職種限定で採用することを優先していくしかないのではないか?
これらニートにだって能力のある人間はいるし、彼らは使い方次第でどうとでもなるし、だから使い方を考えれば良いだけだ。問題は、企業の側が使い方がわからない、あるいは使えるようにするのが面倒である、ということではないか?
ニートのタイプを考えてみれば、なんとなくわかる。一つ目は、達成意欲は高く独自性が高いから、面白い企画を提案をするものの、活動意欲が低いので実施できずに終わるのではないか? 要するに口先だけでやらないタイプで、しかも和を乱すわけだ。企業にとっていらない人材だろう。
二つ目は、活動意欲の低く自信が低いと、何事にも消極的になり指示待ち人間になりやすく結果が出にくい(営業職関係は特にそうではないか?)。そして真面目だから結果が出ないことに悩み、今だと産業カウンセラーに頼ることになる。これは企業のお荷物になるタイプだ。
そして、こうしたニートは、周りがやるから自分もやるという定例の就職活動期を逃がせば、というより企業がSPIで弾くから内定を貰えるはずがない。その上、活動意欲が低いから、ハローワークになんて決して行かないので、事実上ニートになることが決定されている。
だからハローワークを充実させれば良いという政策は無意味だ。極端だがわかりやすい例をあげるなら、一般人が、オレオレ詐欺改め振り込め詐欺を働こうと考えるだろうか? やはり考えまい。ニートがハローワークに行くことは、一般人が振り込め詐欺を働くことと同義だと考えることが正しい。
それにニートは、教養レベルが比較的高い。「ヘタレか自信がないけど真面目な人ほどニートになりやすい」というが、学校では、こうした人間が往々にしてそれなりに良い成績であることも経験上確かだ。
だから年金問題や社会保障制度の現状から老後の想像をでき、今更働いてもと思うのだ。もしかしたらニートは、人生をかけたギャンブルをしているのかもしれない。生活保護を考えるならば、国民年金よりも生活保護の方が良い。年金制度が崩壊すれば、ニートもそうでないものも老後の生活の差はほとんどないだろう。ニートの老後よりレベルが高いのは、本当の金持ちだけではないか? などなど身勝手な想像であったとしても……
それならニートを減らすにはどうしたらよいか? 税金を使って中国に中国人向けの職業訓練所を作っているように、日本人向けの職業訓練所を作ったら良い。企業にニートの職業訓練を任せるのではなく、政府がニートの職業訓練をすればよいのだ。企業にしても、職業訓練後のニートであれば雇用するのもやぶさかではないはずだ。
というかサヨクが賛美する北欧諸国には、中高年の失業者が職業訓練所に行って、雇用の需給ギャップを埋めているわけだ。日本の場合、日本人ではなく中国人の職業訓練をしているという異常(笑) この原因は、想像に任せたいが、こんなことにODAを使ったり、ジェンダーフリーに8兆円使うくらいなら、ニートの職業訓練に使ったほうがマシではないか?
問題は、ニートを職業訓練所にどう向かわせるかだが、年金や社会保障を改革することだろう。今更どうにもならない生涯賃金の代わりに、65歳まで生き延びればそれなりの老後があることを示す以外ない。極端な話かもしれないが、基礎年金の財源を税金とし、一律15万円にする。国民・厚生・共済それぞれの年金は、資産運用企業として民営化し、運用に応じた普及を、基礎年金に上乗せするというのはどうだろうか? おそらく20年から30年後には、国民の誰もが一律15万円の年金生活を送るようになっているだろうから、ニートも逆説的にやる気がでるかもしれない。65歳まで生き延びれば、金持ちも貧乏人も同じレベルの年金生活(正確には資産と預貯金の有無もあるので異なるし、頭がよく金のある奴は民間の年金にも加入している)という幻想が、やる気を出させるかもしれないわけだ。
ともあれ職業訓練所経由で就職した場合のニンジンを用意すれば、それなりにニートは減少すると考えるのは、甘い予測だろうか?
>個人的に疑問に思うのは、そのようにいまの日本人の一部が無業状態であるにもかかわらず単純労働などを目的とした就労移民を受け入れようという議論があることである。仕方ないことではあるのだが、もう少し何とかならんかとは思う。
シルバーや女性の雇用によっても、雇用の需給ギャップは解消される。そもそもジェンダーフリーに8兆円注ぎ込むのだから、当然、この先に女性の社会進出があり、兼業主婦の増加が想定される。だから就労移民は、単なる格安の労働力ということでしかないように思う。先日タクシー運転手の月給が、十数万円に低下というTVを見たが、共働きの家庭で月三十数万円で子供を育てられる環境作りをした方が、良いように思う。
自分でも何を書いているのかわからなくなった(笑)